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LINEで開く臨床家とは? 我々は「運動」の専門家と考えております。 例えば、朝起きて、食事をして、出かける。この一連の生活動作。あなたはどれだけ関節運動を意識しましたか?ほとんど無意識的に動いていたことと思います。 しかし、リハビリテーションの現場では、目の前の患者さんに意識的にこうしましょう、ああしましょうと教える事が多くありませんか?普段、私たちが行なっている運動はそうではないはずです。セラピストが提供する運動は意識的に「制御」するものではなく、無意識的に生成されるものです。 我々の目の前の、全ての患者さんは運動がうまくいっていません。ロボット工学では「運動制御」ではうまくいかない事がわかり、近年飛躍的に発展しました。必要なのは「自己組織化」のシステムです。では、リハビリテーションではどうすればいいのか? それをご提案するのが自己組織化アプローチ(BiNI Approach)です。 皆さんは「運動」の専門家です。 リハビリテーション業界には無かった自己組織化理論は、皆さんの力になります。効果的で汎用性が高いです。我々はリハビリテーション治療の標準化を目指しております。ともに学んで参りましょう。